自作ICTバックホウによる施工を動画でご覧いただけます。
1 自作ICTバックホウによる施工
ICTバックホウは造成現場で法面などの施工が一般的だが、今回は路盤工事で使用した。
あらゆる造成形態の施工がこれ1台で可能だ。
2 砕石荒均し(重機の外から)
バケットのプリズムを常に観測できる位置に自動追尾トータルステーションを設置。
3 砕石均し(運転席から)
バケットとE三の動きを見ながら、ちら見でターミナルの数値を把握。
4 ハンディーターミナルの表示
設計TIN上の正確な刃先位置(動画後半)も表示されるが、路盤工ではリアルタイムに表示されるバケット刃先と設計TINとの差分数値の把握が重要。
5 砕石仕上均し(重機の外から)
バックホウは砕石の配分が自由自在。履帯転圧や加重締固め可能で、敷地形状に関係なく端から順次仕上げ面を完成できる。(最期のローラー転圧沈下分は考慮)
6 砕石仕上均し(運転席から)
設計との差分数値で面の修正箇所を把握。精度を上げるには、バケットの動き、刃先の砕石状態、筋の出具合、機体の揺れや砕石音などの感覚的な把握が必要。
7 出来形測量
ここでは砕石完了箇所の精度確認のための測量であるが、設計前の現況地盤測量や地盤造成完了後測量も同様の機材、手順で行った。
8 測量結果の把握(事務所にて)
観測データをもとに出来形TINを作成。設計段階で作成した設計TINと比較、確認。施工前の現況測量でも、同様に測量データから現況地盤TIN(コンター表示)を作成し10cmコンターで設計。施工で必要な施工TINを作成した。
9 施工管理図面(事務所にて)
測量 設計 施工 一連作業で使用した図面。砕石前の、現況地盤TINとそれをもとに作成した設計地盤TIN(今回の現場は曲面)から土量計算。切土盛土バランスを色別に表示。運土計画や砕石完了設計TINとの比較で必要砕石量の確認もできる。
10 新聞 雑誌記事
既往の施工方法に拘束されない、あらゆる造成形態の計画設計を目的に始めた[LapSed]だが施工面での内容が多い。E三までの経緯(造成総合支援システム)参照