建設産業は現在、コスト、熟練工の減少、環境への対応など多くの問題を抱えており、 国土交通省は情報化施工、ITCによる解決策を推進している。
当社は10年前より独自の情報化施工を導入し、ホテルなどの民間が発注するグラウンド造成工事などで、 測量から設計、申請、施工まで公共事業の半値程度の総費用で実施。 発注者の要望に応えるとともにICT導入の効果を実感、確証してきた。 しかし、公共事業について今現在は、丁張を基本とする従来方法の施工管理のためICTを導入してもその効果は小さい。
国交省では、2010年までに直轄の大型工事、2012年までに中小規模の直轄工事の情報化施工を標準的な施工、施工管理方法として位置付けており、建設ICT研究会でも精力的な活動をしている。
ICT化による合理化やコスト削減などのメリットが確立されれば当然 財政に苦しむ県、市町村にも導入され公共事業においてもICT施工の環境も整うであろう。 ただし、大手ゼネコンなどでのICT対応は着実に進んでいるが、中小規模の企業では「出来形管理システム」は導入したとしてもそれに加えそれぞれ異なる用途のICT重機を用意することは困難である。 絶対数の多い中小企業にこそICTの普及が必要であると考える。
当社は、ICT現場に不可欠な「出来形管理システム」を利用して簡単な装置[E三]をプラスすることによる安上がりなICTバックホウの普及を目指し、[E三]の導入希望者が多ければ2010年2月頃より販売を開始することにしました。
そこで、導入(購入)希望者数と改良要望点の把握のため、購入希望の有無、住所氏名連絡先、改良点や要望などを書き添えの上ご連絡くださいますようお願いします。
要望等を生かし更に改良を加えた[E三]を製作し、購入希望者にはそれを確認された上で再度注文を承ります。
また、パケットに加工(穴開けなど)しなくても切土勾配(1:1.03~1:2.0)盛土勾配(1:0.8~1:2.0)すべての勾配に対応できるプレートも準備しています。
注文者順に順次製作し出来しだい説明を兼ねお届けにあがります。 価格は25万円から30万円の予定。(プリズム、TSなど出来形管理システムは別途)
少ない費用でより多くの現場がICT化による効率化、コスト削減を実現することを期待し、当社としては少しでもICTの普及に役立てられることを望んでいます。